院長ブログ
耳鼻咽喉科と認知症
2020年02月21日
今月は耳鼻咽喉科の病気と認知症の初発症状
最近色々な研究から認知症のごく初期の病状が耳鼻咽喉科の病気と深くかかわっていると認識され始めました。
認知症と診断がつく前に生じる特有の初発症状のいくつかが知られるようになりました。
①嗅覚障害
アルツハイマー型のごく初期に匂いがなくなることがあり、これがきっかけで認知症が疑われることがあります。
②難聴
難聴がない方と比べ、ある方は数倍認知症の発症率が高くなるといわれています。国際的にもWHOは難聴と認知症の発症の因果関係があると認めており、各国に対して適切な時期に補聴器の使用をするよう提言をしています。
③睡眠時無呼吸症
血中の酸素濃度の低下により認知症が発症しやすくなると言われるようになりました。
いずれも耳鼻咽喉科ではごくありふれた病気、症状ですが少しでも認知症の発症を遅れさせるためにも、上記の症状が気にらる方は早めの受診が良いと思います。
診療科目
耳鼻咽喉科
所在地
〒661-0953
兵庫県尼崎市東園田町5丁目
59−1ハイム髙木131 1F
TEL.06-6498-2890
- 阪急電鉄神戸線「園田」駅下車
北出口徒歩3分