院長ブログ
難聴について
2019年04月10日
今月はみみの訴えの中でもポピュラーな難聴について
Ⅰ伝音難聴
Ⅱ感音難聴の二つに分けて書いてみます。
みみは外側から耳介、外耳道の外耳と鼓膜、耳小骨までの中耳、そして側頭骨という骨の中にある音を感じ取る蝸牛の内耳に分けることができます。
Ⅰ伝音難聴
外耳、中耳に原因がある難聴。
①外耳が何らかの原因で狭くなったり、先天的に閉鎖し、音が中耳へ伝わらないとき。
②鼓膜がはれたり、穴が開いたり、固くなったり、周囲と癒着したり、耳小骨が欠けたり、固くなったり、鼓膜の内にある中耳腔に滲出液がたまったりし音が内耳に伝わらないとき
以上伝音難聴は原因がはっきりしており、手術ができることが多いため、難聴の改善が期待できます。
Ⅱ感音難聴
内耳まで伝わった音を電気信号に変換できなくなった状態。そのほか変換できた信号を脳にまで伝えることできない状態。
障害部位が内耳や内耳が正常でも脳に行く途中の神経に障害があったり、さらにより高位の脳に障害があると、一部の急性感音難聴以外はまず回復は困難です。
難聴がある場合その難聴がどのような種類の難聴なのか、治る可能性があるのか一度耳鼻咽喉科専門医に相談してみてください。治る可能性があるかもしれません。
診療科目
耳鼻咽喉科
所在地
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